米運輸省、中国の航空会社乗り入れ禁止の方針発表

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米運輸省が中国の航空会社の乗り入れを禁止する方針を発表した/Johannes Eisele/AFP/Getty Images

米運輸省が中国の航空会社の乗り入れを禁止する方針を発表した/Johannes Eisele/AFP/Getty Images

(CNN) 米運輸省は3日、中国の航空会社が米国へ乗り入れることを今月16日から禁止するとの方針を明らかにした。トランプ米大統領の決定次第ではこの措置はより早い時期での実施も可能とした。

ただ、中国民用航空局(CAAC)は米運輸省の発表から数時間後となる4日、米航空会社の乗り入れを制限付きで認めると通告した。

運輸省によると、中国当局はユナイテッド、デルタの米航空会社が申請済みだった中国便の再開を認めていなかった。今回の中国の航空会社の米国乗り入れの禁止は報復措置ともなっている。

ユナイテッドなどは新型コロナウイルス対策で一時停止していた1日1便の中国路線再開を求め、6月初旬からの実施を見込んでいた。

米運輸省は中国による両国間の国際航空協定の違反を批判。中国側が米国の航空会社による中国行きの定期旅客便を認めれば、米国も同一の米国行きの便数を中国に認めるだろうとも述べていた。

CAACは新型コロナ対策で3月下旬以降、外国航空会社の中国便は週1便に限定する措置を続けていた。中国の航空会社の米国行き旅客便は感染拡大の中でも維持されていたが、週1便となっていた。

CAACは4日の通知で、中国に就航する航空会社の旅客便は全て週1便にすると表明。中国側の厳しい衛生基準への順守も求め、中国に到着後、陽性反応を示した乗客がいた航空会社は処罰する仕組みも発表した。

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