米エヌビディアの時価総額、一時1兆ドル超え AIが追い風に

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台北でのイベントで紹介されたエヌビディア製の半導体/I-Hwa Cheng/Bloomberg/Getty Images

台北でのイベントで紹介されたエヌビディア製の半導体/I-Hwa Cheng/Bloomberg/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 人工知能(AI)用半導体への需要の高まりを受け、米半導体大手エヌビディアの時価総額が30日、一時1兆ドル(約140兆円)に達した。

時価総額を1兆ドルの大台に乗せた企業は世界で9社目。現在世界で時価総額が1兆ドルに達している企業は、エヌビディア以外には米IT大手アップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾンおよびサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの5社しかない。

エヌビディアは先週、巨額の利益と今後1年の極めて強い売り上げ見通しを発表し、米金融街を驚かせた。最近のAIブームが主な追い風となり、決算報告後に株価が上昇。エヌビディアは世界最大の上場企業の一つとしての地位を確立した。

エヌビディアは生成AIを動かす半導体を手掛ける。生成AIはユーザーの入力に応じてテキストや画像などの新たなコンテンツを生み出すことができる人工知能の一種で、「ChatGPT(チャットGPT)」やグーグルのBard、Dall―Eなど、多くの新たなAI技術の根底には生成AIがある。

エヌビディアの前四半期の利益は前年同期比26%増の約20億ドル、売上高は前期比19%増の約72億ドルと、いずれも米金融街のアナリストの予想を大きく上回った。現四半期に関する見通しもアナリスト予想を約50%超える水準だった。

エヌビディアの株価は年初来約180%の上昇を記録している。時価総額1兆ドルを維持するためには、株価が404.86ドルを超える水準を保つ必要がある。

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