韓国に大規模な半導体生産拠点を新設へ 大統領が発表

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韓国サムスン電子のチップ生産工場=2022年9月7日、韓国・平沢/Samsung Electronics/Reuters/FILE

韓国サムスン電子のチップ生産工場=2022年9月7日、韓国・平沢/Samsung Electronics/Reuters/FILE

香港/ソウル(CNN) 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は15日、首都ソウル近郊の京畿道に世界最大規模の半導体生産拠点を建設する計画を明らかにした。

尹氏は、韓国サムスン電子が今後20年間で約300兆ウォン(約30兆円)を投資すると発表。サムスンも同日、この計画を確認した。

政府は声明で、知的財産権の保護に向けて産業技術保護法を改正する方針も示したが、詳細には言及しなかった。

サムスンは昨年5月、2026年にかけて中核事業の半導体製造やバイオ医薬品生産に3500億ドル(約46兆円)あまりを投資し、数万人の雇用を創出する計画を発表していた。15日に発表された計画がこれと重複するのかどうかは明らかでない。

同社は半導体の分野で米インテル、台湾のTSMCと競っている。世界の先進半導体は現在、ほとんどが台湾と韓国で生産されているが、台湾は中国、韓国は北朝鮮という軍事的脅威を抱えていることから、安定供給への懸念も指摘されている。

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