ビル・ゲイツ氏、私財200億ドルを慈善財団に移転 「長者番付はいずれ脱落」

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ビル・ゲイツ氏が、私財200億ドルを慈善財団に移転するという/Kevin Dietsch/Getty Images

ビル・ゲイツ氏が、私財200億ドルを慈善財団に移転するという/Kevin Dietsch/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は13日、200億ドル(約2兆7000億円)の私財を慈善団体のビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団に移すと表明した。同財団は、コロナ禍やウクライナの戦争による世界的課題に対応するための支出を増やす。

同財団は拠出額をコロナ前の年間約60億ドルから、2026年までに50%増の90億ドルに増やす計画。同財団は世界の健康増進、両性の平等、教育支援などに力を入れている。

ゲイツ氏と元妻のメリンダ・フレンチ・ゲイツ氏は、20年前に共同で設立した同財団に莫大(ばくだい)な私財を投じてきた。

両氏は21年5月に離婚を発表し、2年間の試験期間中は共同代表として力を合わせると表明。フレンチ・ゲイツ氏はその後辞任して、財団責任者にとどまるゲイツ氏から支払いを受けることも選択できる。

ゲイツ氏の現在の資産は約1140億ドルと推定され、ブルームバーグの長者番付によれば世界で4番目の富豪。資産の大部分はマイクロソフト株に関連している。

しかし永遠に長者番付にとどまり続ける意図はないと述べ、13日のブログにこう記した。

「私の順位は下がり、いずれ世界長者番付から姿を消すだろう」「私には、生命の向上に最も素晴らしい影響を与える形で資産を社会に還元する責務がある。莫大な富や地位をもつほかの人たちも、今この時こそ踏み出してほしい」

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