北朝鮮のハッカー、身代金目的で医療機関を攻撃 米当局が警告

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北朝鮮政府の支援を受けたハッカーが複数の医療機関を標的にしていたことがわかった/ Korean Central TV

北朝鮮政府の支援を受けたハッカーが複数の医療機関を標的にしていたことがわかった/ Korean Central TV

(CNN) 北朝鮮政府の支援を受けたハッカーが昨年、複数の医療機関をランサムウェア(身代金ウイルス)の標的とし、一部では医療サービスに「長期間」の混乱が生じたことがわかった。米連邦捜査局(FBI)と米国土安全保障省傘下のサイバー・インフラ安全局(CISA)が6日、明らかにした。

FBIとCISAは医療機関に対して、サイバーセキュリティーを強化するよう促している。

今回の発表は、北朝鮮やイランなどの国家が支援するハッカーが、ランサムウェアを医療分野に対して使用する意思があることを示す最新の事例となった。こうした戦略は国家に属さないサイバー犯罪者が使うことが多い。

FBIのレイ長官は6月、イラン政府が支援するハッカーが昨年、米ボストンの小児病院を攻撃したことについて「卑劣」と呼んで非難していた。イラン政府はこの申し立てを否定している。

医療機関は新型コロナウイルスの影響ですでに人員がひっ迫していたが、新型コロナが流行する間も破滅的なランサムウェア攻撃に対処しなければならなかった。米フロリダ州にある100病床を抱える病院の責任者は1月、CNNの取材に対し、ランサムウェアの攻撃が病院中に拡散することを防ぐために施設のコンピューターシステムを停止させなければならなかったと語っていた。

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