ウクライナで政府サイトへ大規模サイバー攻撃、ロシア関与疑う

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サイバー攻撃により威嚇的な文言が表示されたラップトップパソコンの画面/Valentyn Ogirenko/Reuters

サイバー攻撃により威嚇的な文言が表示されたラップトップパソコンの画面/Valentyn Ogirenko/Reuters

ウクライナ・キエフ(CNN) ウクライナ外務省は14日、同省を含む多数の省庁や政府機関のサイトが同日早朝にハッキング攻撃を受けて画面が消え、「恐れろ、最悪の事態を待て」などと威嚇する文言が表示される被害が出たと発表した。

個人情報を流出させたとのメッセージもあった。外務省の報道担当者はツイッターで、調査は続いているが、同国の治安当局はロシアの情報機関と関係があるハッカー集団が背後にいることを示唆する初期的な兆候を突き止めたと述べた。

ウクライナの通信情報収集機関は声明で、不法侵入攻撃は中央政府や地方行政機関の最大70ものサイトで発生したと報告した。また、情報省は声明で、ロシアの軍事侵略的な威嚇行動が始まって以降、ウクライナのインターネット資源が攻撃されたのは1、2度だけではないと主張した。

治安当局は、被害を受けたサイトの大半は復旧し、個人データの漏えいはなかったと述べた。

ウクライナは現在、自国の国境周辺などで兵力を増強させるロシアと厳しく対立。ロシアのウクライナ侵攻への懸念もくすぶっている。

今回のサイバー攻撃は深刻な被害につながらなかったとみられるが、北大西洋条約機構(NATO)や欧州安全保障協力機構(OSCE)、米国がウクライナの国境情勢の緊張緩和をロシアに要求する外交努力を強めている時期と符号した。

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