破壊処分の偽造品、昨年200万点以上 米アマゾン

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米ニューヨーク市スタテン島にあるアマゾンの配送センターで作業する従業員/Johannes Eisele/AFP/Getty Images

米ニューヨーク市スタテン島にあるアマゾンの配送センターで作業する従業員/Johannes Eisele/AFP/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米アマゾンは13日までに、独立系の小売業者らが同社の物流拠点に昨年送ってきた商品のうち偽造が疑われる200万点以上を破壊処分などしたと発表した。

同社のオンライン市場を偽造品から守る対策に関する初の報告書で明らかにした。

偽造の商品がアマゾンのサイト上に出現しているとの懸念が議会、ブランドメーカーや消費者の間で強まっていた。

アマゾンは新型コロナウイルス禍を受けより多くの消費者がオンライン上の買い物に頼る中で偽造品を提供する悪しき業者の試みも増えたと指摘。偽造品がサイトで売却される前に出品を阻止した事例は100億件以上に達したとも明かした。

アマゾン経由で売られた商品のうち購入者が偽物との苦情を寄せた比率は0.01%以下だったとも主張した。

また、詐欺や不正行為の防止に投入した予算は7億ドル以上とし、昨年は要員確保で1万人以上を新規に雇用したとも説明。偽造犯罪対策班を昨年設け、法執行機関に対象の案件を連絡する業務を進めているともした。

アマゾンは近年、偽造商品に絡んで米議会からの批判に直面しており、連邦議会上院の超党派グループは最近、偽造品がオンライン市場に出回ることを制限する法案を提出してもいた。

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