テスラ、ビットコイン受け付けを停止 マスク氏が突然の方針転換

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大手テスラがビットコイン決済を停止すると発表しビットコイン価格が下落している/ John Smith/VIEWpress/Getty Images

大手テスラがビットコイン決済を停止すると発表しビットコイン価格が下落している/ John Smith/VIEWpress/Getty Images

(CNN Business) 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は12日、同社のEVの支払い手段として暗号通貨ビットコインを受け付ける計画を停止すると発表した。

ここ数カ月ビットコインに強気な姿勢を示してきたマスク氏だが、環境面のコストを理由に受け付け停止を表明した。

マスク氏はツイッターで「ビットコインの採掘や取引に使用される化石燃料が急速に増えていることを懸念している」と述べ、特に石炭に言及。「暗号通貨は多くの面で良いアイデアだが、環境に大きな負荷をかけるわけにはいかない」としている。

ビットコインで購入された車は何台か、マスク氏はこれまで環境への影響を認識していなかったのか、などの質問に対して現時点でテスラから返答はない。

暗号通貨に関するニュースサイト、コインデスクによると、ビットコイン価格はマスク氏のツイートを受けて12%以上下落した。

仮想通貨の採掘や生成にかかる環境コストを指摘する声は以前から多く、暗号通貨を基にした「非代替性トークン(NFT)」の人気が爆発したことで、このところ論議が再燃している。

テスラとマスク氏は少なくともここ数カ月はビットコインに強気な姿勢を見せていた。同社は2月、15億ドル相当のビットコインに投資したことを開示し、ビットコインによるテスラ車購入を可能にする考えを示唆。マスク氏は3月のツイートで「今やビットコインでテスラ車を買えるようになった」と述べていた。

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