フェイスブックやインスタグラム、ワクチン偽情報の投稿やまず

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米国で史上最大規模のワクチン接種が始まってから約2カ月だが、SNSで上では、反ワクチンのアカウントや情報が絶え間なく生まれ続けている/CNN Illustration/Getty Images/Facebook

米国で史上最大規模のワクチン接種が始まってから約2カ月だが、SNSで上では、反ワクチンのアカウントや情報が絶え間なく生まれ続けている/CNN Illustration/Getty Images/Facebook

(CNN Business) 米国で史上最大規模のワクチン接種が始まってからほぼ2カ月。インスタグラムの検索結果には今も反ワクチンのアカウントが絶え間なく浮上し続け、フェイスブックではワクチン反対を唱えるグループが簡単に見つけられる状態にある。

フェイスブックは何年も前から反ワクチンのコンテンツに対する対応に取り組んできた。2年前には反ワクチンのコンテンツ拡散を減らすと宣言し、昨年末には新型コロナウイルスワクチンに関する偽情報に対抗する目的で新規定を導入。しかし新型コロナワクチンに関して誤解を招くような情報や不安をかき立てる情報、完全な偽情報などは拡散し続けている。

CNN Businessが2週間前から始めた調査によれば、フェイスブック傘下のインスタグラムで「ワクチン」を検索すると、検索結果に表示される上位10件のうち4件が、反ワクチンのアカウントだった。

この直後にインスタグラムはモバイル端末で検索した場合の表示方法を変更し、米疾病対策センター(CDC)を含めた信頼できるアカウント3件が表示されるようになった。しかしその下に表示される「もっと結果を見る」のリンクをクリックすると、反ワクチンのアカウントが多数表示される。

そうしたアカウントの中には、フォローしているユーザー数が相当数に上るものもあり、単純にワクチンに関する情報を探したいだけのユーザーにこうした検索結果を見せることで、インスタグラムが反ワクチンアカウントの読者を増やす手助けをしているのではないかという疑問を生じさせる。

新型コロナワクチンに対する副反応の主張を掲載したアカウントは、7万7000人以上がフォローしていた。このアカウントでは、根拠のない報告を共有したり、新型コロナワクチンを接種した人と、脳卒中や流産といった症例との間の根拠のない関係をほのめかす内容を投稿したりしていた。

フェイスブックはこうした内容について、ワクチンに関する偽情報は取り締まる一方で、一般的な反ワクチン感情の表現は許容すると説明している。

フェイスブックは昨年12月の時点で、公衆衛生当局が否定している新型コロナワクチンに関する主張は、マイクロチップが挿入されるといった事実無根の陰謀説を含めて、削除の対象になると表明した。

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