ツイッター、音楽の著作権めぐりトランプ陣営の動画を削除

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楽曲の無断使用をめぐりトランプ陣営を提訴したミュージシャンのエディ・グラント氏/Tom Curtis/WireImage/Getty Images

楽曲の無断使用をめぐりトランプ陣営を提訴したミュージシャンのエディ・グラント氏/Tom Curtis/WireImage/Getty Images

ワシントン(CNN) トランプ米大統領の選挙陣営がツイートした動画に無断で楽曲を使われたとして、英国のシンガーソングライター、エディ・グラント氏が提訴している問題をめぐり、ツイッターは1日、この動画を削除したことを明らかにした。

ツイッターの報道担当者はCNNに、著作権関連の規定に基づいて削除したことを確認した。

グラント氏の弁護士は同日夜、CNNとのインタビューで、動画が削除されても著作権侵害がもたらした損害が消えることはないと主張。ツイートはトランプ氏のフォロワー数百万人に表示されたうえ、リツイートも相当な回数に上ったと指摘した。

「これまでにトランプ氏本人や陣営から不正行為の申し開きは一切ない」とも語った。

グラント氏はこの日、トランプ陣営を相手取って訴訟を起こしたばかり。

動画はトランプ氏が先月投稿した。陣営のロゴが付いた列車が街を走り抜け、その後ろから民主党の大統領候補、バイデン前副大統領がトロッコでゆっくりとついてくるアニメーションだ。バックには終始、グラント氏のヒット曲「エレクトリック・アベニュー」が流れている。

グラント氏の公式ウェブサイトによると、同氏の弁護士は動画が投稿された翌日、著作権侵害行為の停止を求める書簡を出した。これに続いて同氏自身も声明でトランプ氏に向け、「最終的な判断を下すのはあなただ。あなたの言葉を待っている」と呼び掛けていた。

トランプ陣営に対してはこれまでも楽曲の使用をめぐり、歌手ニール・ヤングさんや英ロックバンド、ローリング・ストーンズをはじめとするミュージシャンが訴訟を起こしたり、警告を発したりしている。

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