米ズーム、純利益が34倍に 在宅勤務に向けて企業の導入増える

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ズームのユアンCEOは新型コロナによるズームの利用増を指摘している/Jon Sarlin/CNN

ズームのユアンCEOは新型コロナによるズームの利用増を指摘している/Jon Sarlin/CNN

香港(CNN Business) ビデオ会議システムの「Zoom(ズーム)」を提供している米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは8月31日、2020年5~7月期決算を発表し、純利益が前年同期比約34倍の1億8570万ドル(約196億円)、売上高が同4.55倍の6億6350万ドル(約700億円)だったと明らかにした。新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで自宅作業の従業員とつながるために多くの企業がズームの利用を始めた。

ズームの株価は決算発表前に最高値を付け、決算発表後の時間外取引でも一時28%の上昇を見せた。

ズームのエリック・ユアン最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスの感染が拡大するなかでリモートワークの流れが加速したと指摘。直近の事業の継続性に対する必要性を超えて、あらゆる場所で働き、あらゆる場所で学び、あらゆる場所とつながるという未来を支援するための新しいやり方を活発的に再定義して取り入れる方向へ動いていると述べた。

ズームによれば、7月末時点で従業員10人以上の企業顧客は約37万社で、前年同期比で4.6倍に増加した。支払額が年間10万ドル超と、最も支払額の多い企業も前年同期比約2倍の988社となった。

ユアンCEOによれば、ブランド認知の向上や事業機会の獲得へ向けて投資を続けている。ズームは7月、インドの金融都市ムンバイでの従業員数を3倍に増やすとしたほか、インド南部のベンガルール(バンガロール)やハイデラバードといったIT企業の中心地で新しいデータセンターを立ち上げると明らかにしていた。

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