米グーグル、「セキュリティー規定違反」で4人解雇 労使間の対立深まる

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グーグルで労使間の対立が深まっている/Justin Sullivan/Getty Images

グーグルで労使間の対立が深まっている/Justin Sullivan/Getty Images

(CNN) 米グーグルは25日、同社のデータセキュリティーに関する規定に違反したとの理由で、社員4人の解雇を決めたとするメールを全社員に送った。

このメールは米金融情報サービス大手ブルームバーグが最初に入手し、報道した。

解雇の対象となった社員らによる違反行為として、ほかの社員らのスケジュール表を閲覧し、行動予定に関する情報を外部に漏らしたことなどを挙げている。

同社はメールの内容を確認したが、それ以上のコメントを拒否している。

グーグルでは最近、経営陣と社員の対立が深まっている。社員らは同社幹部によるセクハラ疑惑への対応や気候変動問題の扱い、国防関連事業の請負、中国向けの検閲機能付き検索エンジン開発に強い反発を示し、ストライキなどの抗議行動を展開してきた。

22日にはサンフランシスコの本社前で、休職扱いとなっていた社員2人の復職を求めるデモが実施された。しかし、このうち1人の社員は25日、解雇を言い渡されたとツイートした。

社員らの組織は声明で、経営陣がITの業界用語でごまかしながら、労働者の団結権に反する違法な報復行為を強化していると非難した。

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