イーロン・マスク氏考案の「地下トンネル」、実際に走ってみた 米加州

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E・マスク氏考案、「地下トンネル」を実際に移動

米カリフォルニア州ホーソーン(CNN Business) 米実業家イーロン・マスク氏が地下を利用した未来の輸送システムの実用化を進めているが、このほど試験運用のためのトンネルが米カリフォルニア州に開設した。同州ホーソーンに造られたトンネルをCNN Businessの記者が実際に体験した。

記者を乗せたテスラの「モデルX」が中古の台所用品を売る店の後ろにある駐車場に入り、金属製のリフトの上で止まった。ほどなくして、マスク氏がどのようにして交通渋滞に打ち勝とうとしているのか、そのビジョンが姿を現し始めた。

リフトがゆっくりと沈み、車はオレアリー駅に入っていった。丸い穴はマスク氏のトンネル掘削会社「ボーリング・カンパニー」が掘削したものだ。同社の従業員が何人か駅の端に集まって、記者たちが沈んでいくのを見守っていた。

リフトが穴の下まで降りると、フロントガラスを通じて、これから何が待ち受けているのか目にすることが出来た。マスク氏の最初のトンネル。長さは1.14マイル(約1.8キロメートル)。地下輸送テクノロジーの実験のために建設された。

モデルXがわずかに前進した。車両をトンネルの壁と壁の間に維持するための特殊な車輪が装備される。

トンネル上部にある赤いライトが突然、緑に変わった。モデルXが前進し始めた。ときどき車体が揺れることもあった。時速約56キロで移動したが、狭い空間での移動は、より速く感じられた。遊園地のジェットコースターのようだった。約2分後、車はトンネルを抜けて、スペースXの駐車場に到着した。

トンネルの開通を祝って、マスク氏とボーリング・カンパニーの従業員は18日夜にパーティーを開いたという。

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