iPhone速度低下でアップル謝罪、バッテリー交換値下げ

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アップルが古いiPhoneの反応速度が低下する現象で謝罪した

アップルが古いiPhoneの反応速度が低下する現象で謝罪した

サンフランシスコ(CNNMoney) 米アップルは28日、ソフトウェアのアップデートによって古いiPhoneの反応速度が低下する現象について、詳細な説明を公式サイトに掲載してユーザーに謝罪した。

この問題の埋め合わせとして、バッテリー交換の料金を1月下旬から一時的に29ドル(約3300円)に引き下げると表明。2019年には元通りの79ドル(約8900円)に戻すとしている。

アップルは先週の時点で、ソフトウエア・アップデートで古いiPhoneの速度を意図的に低下させていたことを認め、バッテリーの長寿命化を図る狙いだったと説明していた。これに対してユーザーが集団代表訴訟を起こす動きも相次いでいる。

アップルは28日の説明の中で、「一部の方に失望を感じさせたことを謝罪します」と述べたうえで、今後のiOSのアップデートでは、ユーザーがiPhoneのバッテリーの健康状態をもっとよく把握できるようにすると説明。ただ、問題の機能のオンとオフをユーザーが切り替えられるようにするかどうかについては言及していない。

この問題を巡ってユーザーの間では、新しい機種に買い替えさせることを狙ったアップルの戦略ではないかとの臆測も飛び交った。しかしアップルは、「何よりも、私たちはこれまでもこれからも決して、アップグレードを促す目的で故意にアップル製品の寿命を縮めたり、ユーザーの使い心地を低下させたりはしない」と強調している。

iPhoneのバッテリー交換は、保証期間が切れた製品でも受け付ける。バッテリーを新しくすれば、アップデートに関連した速度低下の問題は解消されるとアップルは説明している。

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