成人4割がネットいじめ経験、脅迫やセクハラ被害も 米調査

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米国成人の41%が、ネット上で誹謗中傷などの被害に遭った経験を持つという

米国成人の41%が、ネット上で誹謗中傷などの被害に遭った経験を持つという

ニューヨーク(CNNMoney) インターネットでの嫌がらせがかつてなく増大する中で、成人の41%にネットでいじめられた経験があるという実態が、世論調査機関ピュー・リサーチ・センターが米国で実施した調査で明らかになった。

調査は米国の成人4248人を対象に実施され、誹謗(ひぼう)中傷などの嫌がらせが横行している実態が浮き彫りになった。

嫌がらせを受けたことがあるという回答者のうち約18%は、物理的な脅しやストーカー行為、セクシュアルハラスメントなどの重大な被害に遭っていた。ネットでの嫌がらせ行為を目撃したことがあるという回答は66%に上り、そのほとんどはソーシャルメディアで発生していた。

嫌がらせが原因で精神的、感情的苦痛にさらされるなどの被害を被ったという回答も多く、他人が嫌がらせされるのを見てインターネットへの投稿はしないと決めたという人は、全体の4分の1以上に上った。

こうした問題への対応については、サービス提供側が介入すべきだという回答が80%近くを占め、43%は捜査当局がもっと真剣に取り組むべきだと答えている。

ただ、ネット上の言論の自由と、安心して使える環境のバランスについては意見が分かれた。調査結果をまとめたピューの研究者は、「米国人は確実な解決策とネット上の安全な場を同時に求める一方で、言論の自由も保護するべきだと考えている」と指摘した。

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