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源氏物語、藤原定家の写本が見つかる

新たな「源氏物語」の写本が見つかり、藤原定家による「青表紙本」であると確認された

新たな「源氏物語」の写本が見つかり、藤原定家による「青表紙本」であると確認された/British Library

「世界最古の長編小説」ともいわれる「源氏物語」の写本が見つかり、藤原定家(1162~1241年)による「青表紙本」であると確認されたことがわかった。

今回見つかったのは「若紫(わかむらさき)」の巻で、主人公の光源氏が紫の上と出会うといった物語における重要な場面が含まれているという。

源氏物語は54帖(じょう)からなるが、紫式部の自筆によるものは存在していない。写本のうち、藤原定家によるものが最も古いものと考えられている。今回見つかったもののほかに4帖の写本が確認されているが、いずれも国の重要文化財に指定されている。

文化財の管理を行っている冷泉家時雨亭文庫が本物であると確認した。

今年2月に大河内元冬さん(72)が東京の自宅で写本を発見していた。大河内さんの祖先は封建時代にまでさかのぼる。1743年に別の家から大河内家に写本が伝えられたという。

筆跡や、表紙が同じ青表紙だったことなどから、本物だと確認された。

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