フォーミュラEのマシン、最速の猛禽類ハヤブサに勝利

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フォーミュラE、ハヤブサと速度対決

(CNN) 電気自動車レース「フォーミュラE」への今季からの参戦を発表したベテランのレースドライバー、フェリペ・マッサさん(37)が運転するマシンと世界最速の動物とされる猛禽(もうきん)類の「ハヤブサ」がスピードを競う催しがこのほど実施され、マッサさんが勝利を収めた。

レースはサウジアラビア内で行われたもので、自動車レースのファンが提案し、フォーミュラEの実行団体が応じていた。

フォーミュラE用のマシン「Gen2」の車体後部にエサに似たものを仕掛け、ハヤブサがこれを追い掛けて飛ぶ趣向。ハヤブサがほとんど追い付くような展開となったが、マッサさんの車が競り勝ったという。

ハヤブサの飛行速度はエサを狙って急降下した場合、時速217マイル(時速約349キロ)を上回るとされる。

マッサさんは世界最速の動物と競争する経験は素晴らしかったとし、直ぐに忘れ去るようなものではないと強調。ファンが今回のレースを提唱したことにも好感を抱くと述べた。

フォーミュラEのマシンが最速級の走りを見せる動物との競争に臨んだのは今回が初めてではない。昨年11月には別のドライバーのマシンがチーターとの一戦に臨み、僅差で勝っていた。

マッサさんはフォーミュラワン(F1)シリーズに15年にわたって参戦、11勝の戦績を誇る。

フォーミュラEシリーズは5年前に創設され、シーズンは7カ月間余でレースは11都市で開催される。参加するのは10チームでドライバーは計20人。今季の開幕戦はサウジアラビアのサーキットで15日に実施された。

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