米GM、「全車電気駆動」の未来を宣言 6年で20車種投入

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米GMが将来的な電気自動車への完全シフトを宣言

米GMが将来的な電気自動車への完全シフトを宣言

ニューヨーク(CNNMoney) 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は2日、今後6年で電気自動車の新車を計20車種発売する計画を発表した。発表の場で製品開発責任者のマーク・ルース氏は、「GMは全車が電気駆動となる未来を信じる」と宣言した。

ただ、電気自動車のみを扱う未来が具体的にいつ実現するのかは、現時点で明言していない。

GMは最近、同社初の量販型電気自動車「シボレー・ボルトEV」を発売した。1回の充電で約380キロ走行でき、価格はおよそ3万6000ドル(約400万円)から。同社によると、今後の電気自動車の一部はバッテリーではなく水素燃料電池を搭載する。水素燃料電池車は、圧縮した水素ガスを酸素と混ぜて発電する。

「業界では徐々に電気自動車にシフトする傾向が続き、主要自動車メーカーが全面的に加わっている」。アナリストのアクシェイ・アナンド氏はそう解説し、技術が急速に進歩していることから、一層の進展が予想されると指摘した。

早くから電気自動車市場に参入していた米テスラは、高級車の「モデルX」「モデルS」を7万ドルを超す価格で発売。最近になって、3万5000ドルの「モデル3」を全米で売り出した。

電気自動車の売り上げでは日産がリードしている。「リーフ」の価格は3万ドルから。同車のデザインを刷新したモデルも、テスラのモデル3を下回る価格で投入している。

フォルクスワーゲン・グループや、ルノー、日産自動車、三菱自動車の3社連合も、電気自動車へと移行する計画を発表した。3社連合は2022年までに電気自動車の新車12車種を投入する。

フォルクスワーゲンは2030年までに、全モデルのハイブリット版や電気版を発売すると表明している。

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