トランプ氏、ロシアの選挙介入「あったと思う」 勝利後初の会見

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2分半で振り返るトランプ次期大統領の初会見

(CNN) 米国のドナルド・トランプ次期大統領は11日、大統領選挙で勝利して以来初の記者会見を行い、選挙前に起きたハッキング事件にロシアが関与していたとの見方を初めて肯定した。

20日の就任後は即座に医療保険制度改革法(オバマケア)の撤廃に乗り出し、メキシコとの国境を隔てる壁の建設や、最高裁判事の指名を急ぐ考えも示した。

ニューヨーク市内のトランプ・タワーで行われた記者会見では、メディアや政敵にも容赦ない批判を浴びせ、20日に就任した後も攻撃的なスタイルを変えない姿勢をはっきりさせた。

大統領選挙前に起きた民主党のコンピューターへの不正侵入にロシアの情報機関が関与したとされる問題について、トランプ氏は「ロシアだったと思う」と初めて認めた。一方で「私が指導者になれば、ロシアは我が国をもっと尊敬するようになる」と自信を示し、ロシアとの関係改善を目指すと表明した。

自身が経営する事業との利益相反が指摘されている問題では、弁護士を通じて財産や事業資産を信託に移すと説明。また会社の経営は息子に任せる考えを明らかにした。

就任後の政策では、まずオバマケアを「撤回して入れ替える。これは実質的に同時に行う」と断言。メキシコとの国境に建設する壁については、いずれメキシコに費用を負担させるとしながらも、メキシコとの交渉がまとまるまでに半年も1年も待つつもりはないと述べ、まずは米議会に予算の拠出を求める方針を明らかにした。

最高裁判事の人事については、故アントニン・スカリア判事の後任候補を絞り込んでいることを明らかにした。決定については「20日から2週間以内、多分2週目に」発表するとしている。

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