リビア首都混乱、米軍が大使館員の退避準備

リビアの混迷深まる

リビアの首都トリポリで民兵組織が議会を襲撃するなど混乱が深まっている事態を受け、米軍は大使館から米国人職員を退避させる必要が生じた場合に備え、輸送機「V22オスプレイ」や海兵隊員をイタリアの基地に移動させた。当局者が19日、CNNに明らかにした。

リビアでは18日に国民議会の建物が武装集団に襲撃され、首都全域に戦闘が拡大した。19日夕刻になっても郊外で銃声や爆発音が聞こえている。

さらに国営LANA通信は、イスラム勢力が支持する国民議会のアブサハミーン議長が19日、イスラム系民兵組織「リビアの盾」に首都への展開を命じたと伝え、火に油を注ぎかねない事態となっている。

リビアの盾はトリポリ東部のミスラタを主な拠点としてイスラム系組織の中でも特に強大な勢力を持ち、首都では長年にわたって別の民兵組織と対立していた。

駐リビア・サウジアラビア大使は19日、戦闘の激化を受けて大使館と領事館を閉鎖し、職員をトリポリから脱出させたと発表した。

一方、米軍関係者によれば、イタリアのシゴネラにある米海軍基地にはオスプレイ4機と海兵隊員200人がスペインから到着したのに続き、19日までにさらにオスプレイ4機が追加配備された。これで200人以上を米大使館から退避させる準備が整ったことになる。

リビア衛生省によると、トリポリで18日に起きた衝突の死者は少なくとも4人、負傷者は90人に上っている。

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