シリアで拉致されたスペイン紙記者ら2人、半年ぶりに帰国

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シリアで拉致のスペイン紙記者ら2人が帰国

(CNN) 昨年9月にシリアで拉致されたスペイン人の新聞記者とカメラマンが解放され、30日に無事帰国した。

拉致されていたのはスペイン紙エルムンドの記者、ハビエル・エスピノーサ氏(49)と、フリーカメラマンのリカルド・ガルシア氏(42)。マドリード近郊の空軍基地に降り立って出迎えの家族や友人らと抱き合い、「ご覧の通り元気です」と語った。

続いてエルムンドの報道センターにも立ち寄り、拍手と涙で迎えられた。エスピノーサ氏は「ありがとうございます。ご迷惑をかけてすみません」とあいさつした。

両氏はシリアでの2週間の取材を終え、帰国の準備をしていた時にトルコ国境近くで拉致された。エルムンドが昨年12月に伝えたところによると、犯行グループは国際テロ組織アルカイダ系の過激派組織「イラク・シリア・イスラム国」(ISIS)のメンバー。

2人の護衛として同行していたシリア反体制派武装組織「自由シリア軍」のメンバー4人も拉致されたが、12日後に解放されていた。

同紙は30日朝、両氏がトルコで解放されたとして、ベイルートの空港での元気な姿を伝えていた。解放交渉の詳細は公表されていない。

両氏をよく知るカメラマンによると、エスピノーサ氏はかつてシエラレオネ紛争の取材中にも拉致されたことがある。ガルシア氏も2年前にシリアで拉致され、12日間人質になったという。

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