トルコがシリアの戦闘機を撃墜、領空侵犯と発表

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トルコがシリアの戦闘機を撃墜

(CNN) トルコのエルドアン首相は、同国の領空を侵犯したシリアの戦闘機1機を23日に撃墜したと発表した。

エルドアン首相は選挙戦の演説で、「F16戦闘機が出動して同機を撃墜した。我が国の領空を侵犯すれば、厳しいしっぺ返しを受ける」と強調した。

これに対してシリア国営メディアは、撃墜された戦闘機は当時シリア北部上空を飛行していたと伝え、「露骨な敵対行為」とトルコを非難した。戦闘機のパイロットは脱出して救助されたという。

トルコ軍によれば、シリア北部を飛行していた2機がトルコの領空に接近してきたため4度にわたって警告した。1機はその場を離れたが、もう1機はトルコの領空約1キロの圏内に侵入し、そのまま飛行を続けたとしている。

このためパトロール中のトルコのF16戦闘機2機が出動し、同機に向けてミサイルを発射。同機はトルコと国境を接するシリアの町ケセブに墜落したという。

地中海に面したシリアのラタキア県では21日から政府軍と反体制派の戦闘が激化していた。

シリアとトルコの間では、2012年にシリアがトルコの戦闘機を撃墜したほか、過去にも双方が砲撃を行っている。

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