シリア和平交渉、26日も続行 捕虜釈放や人道支援を協議

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協議の出足は良いものだったとしたブラヒミ合同特別代表

協議の出足は良いものだったとしたブラヒミ合同特別代表

ジュネーブ(CNN) シリア内戦を終息させる調停努力を続ける国連とアラブ連盟のブラヒミ合同特別代表は25日、スイス・ジュネーブで開催中の国際和平会議は26日も続行すると発表した。

25日の協議ではアサド政権側と反体制派「国民連合」の代表団が初めて一堂に会し協議した。ただ、あくまで同代表を仲介役にしてやりとりを続け、当事者双方が言葉を直接交わすことはなかったという。

ブラヒミ氏は、当事者を集めた初の協議は良い出足になったと評価。26日の協議の焦点は捕虜や拉致された人物の釈放問題になるともした。

また、同氏と国民連合の報道担当者によると、25日の会合では政権側が食糧や医薬品などの人道支援物資の往来を認める「回廊」を1カ所で開通させる計画が話し合われた。この種の回廊は数カ所で検討されているが、最初に、1カ月間の包囲を受け住民らが飢餓状態にあるともされる中部ホムスに通じるルートが想定されている。

国民連合の報道担当者は回廊設置や人道支援の実現の有無は政権側の対応を見るテストケースになると指摘した。

また、アサド政権が抱える捕虜は政治犯、女性や子どもを含め10万人とした。

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