エジプトで憲法案巡る国民投票、各地で衝突 死者も

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ムルシ前大統領の失脚以降、政情不安が続いているエジプト

ムルシ前大統領の失脚以降、政情不安が続いているエジプト

カイロ(CNN) エジプトで14日、憲法改正案の是非を問う国民投票が始まった。この日は各地でイスラム系のムスリム同胞団支持者と治安部隊の衝突などが発生し死者も出ている。

保健省によると、投票に関連する死者は11人で、うち9人の死亡に事件性があるという。中部ソハグでは衝突で少なくとも4人が死亡、ベニスエフでは1人が死亡したとの情報もある。

投票の監視に当たっている人権団体によると、各地の投票所で賛成を促す働きかけが行われたり、イスラム系の地盤の同国南部でキリスト教徒が投票所に行くのを妨害するといった不正が報告されているという。

一方、当局者は国営テレビで、「これまでのところ不正行為の報告はなく、国民投票は平穏かつ公正に行われている」と語った。

カイロでは午前9時からの投票開始を前に、裁判所付近で爆弾が爆発したが、当局によると負傷者は出ていない。爆発にもかかわらず、投票所には長い行列ができた。

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