同胞団支持の学生と治安部隊が衝突、1人死亡か カイロ

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ムルシ前大統領の追放後、暫定政権と前大統領支持派の対立が続く

ムルシ前大統領の追放後、暫定政権と前大統領支持派の対立が続く

(CNN) エジプトの国営メディアによると、首都カイロ市内のアズハル大学キャンパスで28日、イスラム組織ムスリム同胞団を支持する学生らのデモ隊が校舎を襲い、食堂に放火したとして、当局に拘束された。ムスリム同胞団は声明で、この衝突により学生1人が死亡したと述べた。

国営中東通信(MENA)が伝えたところによると、同大学の商学部と工学部、理学部の校舎が襲撃を受けた。国営ナイルテレビは内務省の話として、学生60人が拘束されたと伝えた。デモ隊は火炎瓶などで武装していたという。

ムスリム同胞団は声明で、治安部隊が学生や教授を殺害したことに対する抗議デモだったと述べ、治安部隊が「抗議の声を抑えこむために」催涙ガスや実弾を発射したと主張した。

ムスリム同胞団は、今年7月の軍事クーデターで失脚したムルシ前大統領の出身母体。暫定政府は25日、同胞団をテロ組織に指定し、デモに参加したり資金を提供したりした者は逮捕すると予告していた。

カイロ市内で27日に起きた治安部隊と同胞団の衝突では少なくとも3人が死亡し、265人が拘束されていた。

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