国連、1月のシリア和平会議を発表 反体制武装組織は拒否

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シリア外務次官にインタビュー

ダマスカス(CNN) 国連の潘基文(パンギムン)事務総長は28日までに、シリア内戦の打開を図る和平会議「ジュネーブ2」を来年1月22日にスイス・ジュネーブで開催すると発表した。

事務総長は記者会見で反体制派も参加するとしたが、軍離脱の兵士で組織する反体制派の主要武装組織「自由シリア軍」の報道担当者は27日、CNNの取材に同派は代表団を派遣しないと言明した。

以前の約束事項が守られていないことを指摘。国際社会は支援物質の輸送、アサド政権の刑務所に拘束される女性、子どもの釈放や反体制派が押さえる市町村の包囲解除などを保障していたがこれまで実現していないと主張した。

一方、アサド政権はジュネーブ会議に参加することを計画している。

「ジュネーブ2」は、主要国と国連などが暫定政権樹立などの和平案をまとめた昨年6月の会議「ジュネーブ1」に次ぐ国際交渉の場となる。ジュネーブ1では、アサド大統領の退任の問題が争点となっていた。

国営シリア・アラブ通信は今月、政府当局者はジュネーブ2に前提条件なく加わり、国内で続く暴力中止を目指すと報じた。メクダド外務次官は主要課題はテロの阻止と主張、その後、シリア人が席を共に全ての問題を話し合い、総意を持って全ての問題の合意を図るなどと指摘した。

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