マラソン出場に若返り効果?、トレーニングで動脈硬化が改善 英研究

昨年のロンドンマラソンの大会風景=19年4月28日/Virgin Money London Marathon

昨年のロンドンマラソンの大会風景=19年4月28日/Virgin Money London Marathon

(CNN) マラソン大会への初出場を目指してトレーニングを実践すれば、血管年齢の若返り効果が期待できるかもしれないという研究結果が6日の学会誌に発表された。

英ロンドン大学などの研究チームは、ロンドンマラソンに初めて出場した健康な男女138人を対象に追跡調査を実施。その結果、事前にトレーニングを実践してマラソンを完走すれば、血管年齢が4年若返る効果に結びつくことが分かったとしている。

具体的には、加齢に伴う大動脈の硬化がトレーニングによって覆り、血圧の低下につながっていることが判明した。

動脈は全身の臓器に酸素と栄養を届ける役割を果たしているが、加齢に伴い壁が硬化して全身に血液を送り出す心臓のはたらきに影響を及ぼし、心疾患や認知症、腎臓病などのリスクが高まる原因となる。

しかし今回の研究の結果、わずか半年の運動で、加齢が血管に与えるそうした影響を覆せる可能性があることが判明。この効果は幅広い年齢層で確認されたが、特に高血圧の症状がある高齢の男性ランナーで最も効果が大きかった。

研究の対象としたのは、2016年と17年のロンドンマラソンに出場した既往症のない21~69歳のランナーで、男女はほぼ半々。トレーニングを始める半年前の状態と、完走後3週間以内の状態を比較した結果、マラソンに向けたトレーニングの効果で、心臓が収縮したときの収縮期血圧(最高血圧)は4単位(mmHg)下がり、心臓が拡張したときの拡張期血圧は3単位低下、大動脈の硬化は緩和されていた。

マラソンの健康効果は完走までにかかった時間とは無関係だった。研究対象としたランナーの平均タイムは女性が5.4時間、男性が4.5時間で、全体の平均を下回っていた。

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