カリブ海の「グレートブルーホール」、調査隊が底の様子を報告

グレートブルーホールの調査で潜水艇が底まで到達。調査は昨年12月に実施/Courtesy Aquatica Submarines/Thomas Bodhi Wade
写真特集:カリブ海「グレートブルーホール」の内部

グレートブルーホールの調査で潜水艇が底まで到達。調査は昨年12月に実施/Courtesy Aquatica Submarines/Thomas Bodhi Wade

(CNN) カリブ海のベリーズにある陥没穴「グレートブルーホール」を調べていた研究チームがこのほどCNNトラベルの取材に応じ、底の様子などを報告した。

グレートブルーホールは世界最大級の陥没穴で、幅約300メートル、深さは約125メートルある。

調査チームには英ヴァージン・グループを率いる富豪リチャード・ブランソン氏や、1971年にブルーホールの存在を世界に知らしめた海中探検家ジャック・クストー氏の孫ファビアン氏らが参加。底の秘密の解明を目指し、昨年12月に探査に乗り出した。

約2週間をかけて潜水艇2隻を使って穴の中の新たな画像や動画を撮影したほか、初となる内部の3Dマップも作成した。

主任操縦士のエリカ・バーグマン氏はCNNトラベルの取材に、「完全360度のソナーマップがほぼ完成している。直径1000フィートの穴の全体を網目状にソナースキャンで捉えた」と明かした。

バーグマン氏によると、最も刺激的な発見の1つとなったのは、これまで未確認だった鍾乳石だ。深さ407フィート(約124メートル)と、底に非常に近い位置で見つかった。

Courtesy Aquatica Submarines/Thomas Bodhi Wade
ブルーホールの中にはほとんどごみがなく、「本当にきれいだった」とバーグマン氏/Courtesy Aquatica Submarines/Thomas Bodhi Wade

バーグマン氏はまた、深く視界のない中での海中探検は素晴らしく、「最もすごかったのは硫化水素の層だった」と語った。深さ300フィート付近にあるその層では、光が届かずダイバーは暗闇に包まれるという。完全に酸素もない状態で、生物は見当たらなかったとも述べた。

だが、高解像度ソナーのおかげで穴の複雑な特徴を観察することができた。「鍾乳石や壁の塊から20~30メートル離れていても細部に至るまで完璧に見えた。仮に目視で見えていたとしても、それよりもはっきり捉えられていた」(バーグマン氏)

ごみは小さなプラスチックが2~3点あったのみで、人間による影響はほぼ見られなかった。バーグマン氏は「数千年前も数千年後もまるで変わらない空間がこの星に存在するなんて素敵なこと」と話している。

  
      
映像:「グレートブルーホール」の様子

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