もっと脂肪を摂取すべき? 脂肪に関する間違った通説5つ

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「脂肪」に関する通説を検証する

「脂肪」に関する通説を検証する

(CNN) 1980年代や90年代は、「低脂肪」ラベルの貼られていない食品の購入はタブーだった。当時、バターや卵黄は「食べてはいけない」食品リストの上位だったのに対し、精製炭水化物や加工食品はちゅうちょなく食べられていた。

しかし、時代は完全に変わった。

最近では、多くの専門家が脂肪は体に必要不可欠な栄養素と指摘しており、全乳やアボカド、ギー、ココナツオイルといった脂肪分の高い食品がスーパーフードの仲間入りをしている。

そこで、脂肪に関する5つの間違った通説を検証してみる。

通説1:食べた脂肪はそのまま体の脂肪になる

これは低脂肪食品などの基礎となっている考え方だが、真実とはかけ離れている。脂肪を食べたからといって太るわけではない。むしろ、脂肪を全く取らなかったり脂肪の摂取量を制限したりすると体重の増加につながる可能性がある。この理由のひとつは、脂肪を食べないと物足りなさが残るためだ。逆に、高脂肪食品は減量に役立つという調査結果もある。

通説2:飽和脂肪は太るので「食べない」

飽和脂肪は長年、健康を脅かす食品の筆頭とされてきたが、最近の研究によると、それほど恐れる必要はないようだ。無論、常に赤身肉やバターばかりの食事を取るのは良くないが、たまに食べても健康(や腰のくびれ)を損なうことはない。

高脂肪食品を食べることよりも悪いのは、高脂肪食品の代わりに大量の砂糖を取ることだ。精製炭水化物は冠動脈性心疾患や糖尿病を発症する確率を高める可能性がある。

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