親が長生きなら子どもも? 遺伝や育った環境も影響か

2017.04.02 Sun posted at 18:33 JST

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(CNN) 科学者は長年、子どもの寿命の長さを決めるうえで両親の寿命が鍵を握るのではないかと考えてきた。このほど発表された研究によると、両親の寿命は子どもの心臓の健康にも関連しているようだ。

研究結果は米心臓学会誌に発表されたもの。実の親のもとで育った55歳から73歳の成人で両親が死亡している18万6151人を対象に調査を実施した。分析対象となったのは、有志の被験者から健康状態に関する長期的な情報を収集しているUKバイオバンクのデータ。

8年分のデータを基に被験者の健康状態と両親の死亡した年齢の関連を調べたところ、両親のどちらか一方が70歳以上まで生きていた場合、子どもが死亡するリスクは約17%低下するという。親がさらに長生きするにつれ、子どもの死亡リスクは一段と低下した。

また長寿の両親のもとに生まれた被験者は、心臓病や心不全、卒中、高血圧などの疾患に罹患(りかん)する確率が全体的に低いことも分かった。

論文の筆頭著者で英エクセター大学医学部の研究員を務めるジャニス・アトキンス氏は、両親の死亡した年齢から自身の死や病気に関する情報が得られることを示した点で、今回の研究は大きな意味を持つと述べる。

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