平昌五輪開幕、開会式は「平和」のテーマ前面に

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平昌五輪が開幕。聖火が点火され、花火が夜空を照らした=9日

平昌五輪が開幕。聖火が点火され、花火が夜空を照らした=9日

(CNN) 韓国の平昌(ピョンチャン)冬季五輪は9日、開会式が行われた。平和の象徴であるハトの形の明かりが夜空を照らし、韓国の有名歌手が故ジョン・レノンさんの曲「イマジン」を歌ったほか、南北の選手が国際スポーツ大会で11年ぶりに合同入場するなど、平和をテーマに据えたものになった。

人類が調和的に共存できるというメッセージは、あらゆる踊りや歌、ライトショーを通じて流れていた。

韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は今回の五輪を「平和の祭典であり祝典」と形容。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は、北朝鮮と韓国は「力強い平和のメッセージ」を送ることで「素晴らしいお手本」を示したと述べた。

平昌五輪に至る道のりでは、厳密には依然として戦争状態にある南北の関係が話題の中心を占めてきた。北朝鮮政府の弾道ミサイル開発をめぐる対立は昨年1年間で激化したが、今回の五輪は南北対話再開の契機となっている。

南北の選手が合同入場するなか、文氏は北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の実妹、金与正(キムヨジョン)氏と握手を交わした。北朝鮮最高指導者の一家で朝鮮戦争以降に訪韓したのは与正氏が初めて。

一方、ペンス米副大統領は同じ特別ブースの数席離れた位置に着席。セレモニーが展開する中でも硬い表情のままだった。

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