韓国総選挙、投票所は新型コロナ対策の厳戒態勢

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韓国各地の投票所では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための措置が取られた/Jung Yeon-je/AFP/Getty Images

韓国各地の投票所では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための措置が取られた/Jung Yeon-je/AFP/Getty Images

ソウル(CNN) 韓国総選挙(定数300)は15日朝から投票が始まった。各地の投票所には、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために厳戒態勢が敷かれた。

世界各地に新型ウイルス感染が広がってから、全国規模の選挙が実施された例は初めて。文在寅(ムン・ジェイン)政権への中間評価を問う選挙と位置付けられている。

韓国の有権者4400万人のうち、すでに4分の1以上が事前投票を済ませた。これを含む同日午後3時までの投票率は56.5%と、2016年に実施された前回総選挙の同じ時点を10ポイント上回った。最終的な投票率も前回の58%を上回る可能性がある。

文氏の与党「共に民主党」の現有議席は120と、最大野党「未来統合党」の92議席を大きく上回る。さらに最近の世論調査では、新型ウイルス感染拡大の危機を食い止めたとして文政権の対応が高く評価されている。

選挙戦では通常のにぎやかなイベントがなりをひそめ、候補者はマスクを着けて遊説していた。

ソウル市内の投票所では同日、有権者らが地面の印に従い、1メートル以上の間隔を置いて列を作った。入り口でマスクと手袋を受け取り、検温を受ける。

体温が37.5度以上の場合は特設ブースでの投票を指示される。ブースは全て定期的に消毒され、帰りに手袋を捨てる箱も用意された。

感染者の隔離施設にも投票ブースが設けられた。自主隔離中の有権者は特別に、一般の投票を締め切った午後6時以降に投票所へ出向くことが許可された。

開票結果の発表は16日午前に予定されている。

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