対北朝鮮制裁緩和、非核化に向けた措置が条件 米国防長官

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対北制裁緩和、非核化措置が条件 米国防長官

(CNN) 米国のマティス国防長官は3日、北朝鮮の非核化に向けた「検証可能かつ不可逆的な」措置が示されない限り、対北朝鮮制裁は緩和しないと強調した。

米国は、12日に行われる米朝首脳会談を北朝鮮の核軍縮に結び付けたい考え。マティス長官はシンガポールで小野寺五典防衛相や韓国の宋永武(ソンヨンム)国防相と会談後、共同記者会見を行い、北朝鮮の非核化について「うまくいったとしても、交渉に向けた困難な道のりが予想される」と指摘。「外交を通じて強い立場から交渉に臨むため、強固な防衛協力姿勢を維持しなければならない」と語った。

その上でマティス長官は、「警戒を怠ってはならない。我々は引き続き、国連安全保障理事会の北朝鮮に関する全決議を履行する。北朝鮮は、非核化に向けた検証可能かつ不可逆的な措置を示した時のみ、(制裁を)緩和される」と強調した。

米国のトランプ大統領は1日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談を予定通り12日に行うと改めて表明。これに先立ち米朝間では、首脳会談の議題を調整する外交交渉が進められていた。

マティス長官は日米韓の防衛協力について、北朝鮮に対する「多大な圧力」になったと評価、「我々の安全保障協力はかつてなく必要とされ、平和と抑止、安定の追求を支える安定効果を発揮している」と指摘した。

さらに、「あなた方の国民と我々相互の安全保障利益のために、米国の絶対的かつ揺るぎない安全保障コミットメントを確認する」と述べ、米国が北朝鮮との取引の一環として、この地域の米軍規模縮小を打ち出す可能性を改めて排除した。

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