ロンドンから北朝鮮にニュースを届けたい――脱北者の闘い

2017.10.10 Tue posted at 20:26 JST

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英ニューモルデン(CNN) 英ロンドン郊外のニューモルデン。中産階級が住むこの地域は、北朝鮮解放を目指す1人の男性の取り組みの意外な拠点となっている。

北朝鮮の元兵士であり脱北者のキムジュイル氏(43)は、「フリーNK」という新聞を発行。北朝鮮国民に外の世界を垣間見てもらうことで、彼らが目を覚ますことになればと期待している。

同氏の発行拠点はニューモルデン。ロンドン中心部から電車で30分の距離にあり、朝鮮系の住民推定1万人が住んでいる。

その中には約700人の北朝鮮人もいる。北朝鮮人のコミュニティーとしては欧州最大規模だ。

韓国大使館はかつて、ニューモルデンを拠点としていた。同地はまた、韓国のサムスン電子が初の欧州本社を設置した場所でもある。

いずれも後日ニューモルデンを離れたが、国外離散を強いられた朝鮮系住民は今でも、西洋社会への移行を円滑にするための拠点としてこの場所を利用している。

キム氏はCNNの取材に、自身もかつては北朝鮮政権に全面的な忠誠を誓っていたと明かした。北朝鮮にいたときは模範的な学生だったと振り返るキム氏。教科書を100%信頼し、北朝鮮政府の革命を信じていたという。

軍に入隊して忠実な兵士となったが、自らの眼前でおいが餓死するのを目の当たりにしたことを受け、その姿勢は変化した。キム氏は2007年に脱北。軍服を着たまま国境を越えて中国に入った。

CNNではキム氏の発言について独自の確認は取れていない。

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