ペンス米副大統領、空母で演説 「北朝鮮の脅威」強調

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米国は「力の道」を選んだ

(CNN) 来日中のペンス米副大統領は19日、米海軍横須賀基地に停泊中の原子力空母ロナルド・レーガンの艦上で演説し、北朝鮮はアジアで「最も危険な差し迫った脅威」だと強調した。

ペンス氏は演説で、北朝鮮が通常兵器や核兵器を使用した場合、米国は「圧倒的、効果的」な対応で打倒すると改めて表明し、集まった日米両国の部隊から拍手を受けた。

同氏はまた、「全ての選択肢が検討対象」との立場を強調した。

米国の決意を裏付ける例として、最近シリアとアフガニスタンで実行した作戦を挙げ、「自由と我ら同盟に敵対する者は、トランプ大統領の決意や米国と同盟国の能力を試そうとしないほうがいい」と警告した。

ペンス氏は10日間の日程でアジア太平洋地域を歴訪中。1カ国目の韓国に続いて日本でも、頼れる同盟国としての存在感を改めて印象付けた。

トランプ政権はオバマ前政権の対北朝鮮政策を批判し、「戦略的忍耐の時代は終わった」との立場を示している。ペンス氏は同じ言葉を日韓両国でも繰り返した。

だが韓国・延世大学のジョン・デルーリ教授は、この路線に疑問を投げ掛ける。同教授によれば、米国は第2次世界大戦後、アジアを安定化させる役割を担ってきた。「だが予測不能なトランプ政権の下で、その役割は弱まりつつある。結果として、米国がアジアで果たす役割の信頼性は低下していくことになるだろう」と、同教授は話している。

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