ムーディーズ、ドイツの格付け見通しを「弱含み」に

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ニューヨーク(CNNMoney) 米格付け会社ムーディーズは23日、ドイツの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に変更した。

ドイツの格付けは現在、最上級の「Aaa」。今後これが引き下げられると、欧州の財政安定の要とされてきたドイツの信用は大きく揺らぐことになる。

ムーディーズは同様にAaaの格付けを持つオランダとルクセンブルクについても、見通しを安定的からネガティブへの引き下げを発表した。

これらの決定の背景としてはユーロ圏内の債務問題の影響を挙げ、「スペインやイタリアへの支援をさらに拡大しなければならない可能性が高まっている」とした。その負担の多くはドイツが背負うことになる。ギリシャがユーロ圏から離脱すれば、圏内全域の金融機関に深刻な影響が及ぶのも必至とみられている。

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