驚異の技術で世界を席巻、TOTOが導くトイレの革新

2017.12.29 Fri posted at 15:12 JST

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(CNN) 東京を初めて訪れる外国人にとって、自動でふたが開く日本の「スマートトイレ」は愉快に自分を迎え入れてくれる存在だ。

だが、それで終わらない。壁にある操作パネルには棒状の人間や記号が描かれ、様々な解釈が可能だ。暖かい便座、水の圧力の調整、音をかき消す音楽などの機能はわかっても、肝心な水を流すボタンで迷うこともある。

日本は今や、複雑な「スマートトイレ」で有名となった。今年初めには業界団体が各機能を示す絵記号を標準化し、外国人が水を流すつもりで顔に水を浴びる事態を避けようと努力している。

どのようにして日本は水洗トイレの分野で世界で最も偉大な革新者となったのだろうか。それは1つの会社に行き着く。TOTOだ。創業100周年を迎えた同社を取材した。

西洋への旅

発明家、大倉和親氏は1903年、旅先の欧州で見た、光り輝く白いセラミック製の便器に衝撃を受けた。当時の日本のトイレは、下水道もない屋外の和式便所だった。大倉氏は日本の便所を近代化すると心に決め、帰国した。

大倉氏は1914年までに、日本初の洋式水洗トイレを開発し、1917年に東洋陶器を創業した(1970年に社名をTOTOに変更)。それから数十年が経過し、今やTOTOは高級トイレの代名詞となった。しかし、同社が革新に本格的に着手したのは20世紀末になってからだ。

TOTOは1980年に温水洗浄便座「ウォシュレット」を開発し、14万9000円で発売した。発想はシンプルで、欧州のビデ(尻洗浄器)の機能と電動便座の統合だ。

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