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北朝鮮の米国籍男性拘束、妻が涙で解放訴え

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北朝鮮で拘束の男性、妻が涙のインタビュー

ソウル(CNN) 北朝鮮で新たに拘束された米国籍の男性、キム・ハクソン氏の妻ミオクさんが8日、CNNとのインタビューで心境を語り、涙ながらに同氏の解放を求めた。

ミオクさんは6日、中国の北朝鮮国境近くの駅でハクソン氏を待っていた。「最後の乗客まで待ち、電車のドアが閉まるまで待ったけれど、夫の姿はなかった」という。北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は7日、ハクソン氏が敵対行為の疑いで拘束されたと伝えた。

ミオクさんは「ショックで言葉が出なかった」と振り返り、泣きながら「夫は北朝鮮へ行き、愛情を込めて奉仕していたのに」と訴えた。

ハクソン氏は中国生まれの朝鮮系米国人。10年以上前に米国籍を取得し、キリスト教福音派の牧師になった。ミオクさんによると、北朝鮮では平壌科学技術大学で農業技術を教え、布教活動には従事していなかった。

ミオクさんは、平壌郊外の実験農場にある水田で笑顔を見せるハクソン氏の写真を紹介し、「昨年は豊作だったそうです」と語った。

夫妻は近年、大学の関係で何度も北朝鮮を訪れていたという。

4月22日には同じ大学で教えていた朝鮮系米国人、キム・サンダク氏が拘束されていた。北朝鮮は5日、米中央情報局(CIA)が金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の暗殺を計画したと主張し、外国の工作員を一掃すると宣言した。

ミオクさんはインタビューで北朝鮮当局に対し、「私たちは皆同じ人間。拘束が人道的に解決され、夫が家族の下へ帰されることを願っています」と語り掛けた。

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