体重1.6トンの巨大ザメ「海の女王」、調査団体がタグ装着 カナダ沖

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カナダ沖で見つかった巨大なホホジロザメ/From Chris Ross/OCEARCH/Twitter

カナダ沖で見つかった巨大なホホジロザメ/From Chris Ross/OCEARCH/Twitter

(CNN) カナダ東部ノバスコシア州沖で、体重約1.6トン、体長約5.2メートルの巨大なメスのホホジロザメが発見され、研究団体が捕獲して追跡タグを取り付けた。

巨大ホホジロザメは、海洋生物を観測している非政府組織(NGO)のOCEARCHが発見。この個体を「海の女王」と呼び、ノバスコシア州に深く根付いた文化をもつ先住民ミクマク族の伝説の賢者の老女にちなんで、「ヌグミ」と命名した。

ヌグミは同団体が今回の調査で捕獲して調べたホホジロザメ8頭の中で、最大の個体だった。今回調査は5日で27日目を迎えている。

調査船の側面に設置した特設の水中艇の上で研究者が計測などを行った後、ヌグミが泳ぎ去る様子を映した動画も公開した。

OCEARCHは、サメに取り付けた追跡タグを使って回遊パターンを調べ、それまで知られていなかった生態を解明している。

ノバスコシア州沖で2019年に捕獲して追跡タグを取り付けた体長約3.8メートルのオスのサメは、米東海岸沖を2370キロメートル南下して、フロリダ州マイアミ付近にまで移動していたことが分かっている。

野生動物保護組織によると、ホホジロザメは獲物を引き裂いて丸のみにする世界最大の肉食魚として知られるが、個体数が減って絶滅が危惧されている。

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