米南東部の深海に巨大サンゴ礁、「信じられない発見」と研究者

潜水艇のアームでサンゴのサンプルを採取/Woods Hole Oceanographic Institute

潜水艇のアームでサンゴのサンプルを採取/Woods Hole Oceanographic Institute

(CNN) 米南東部サウスカロライナ州チャールストンの沖合約256キロの深海に、これまで知られていなかった巨大なサンゴ礁が存在していることがこのほど明らかになった。海洋探査に携わった研究者からは、信じがたい発見だとの驚きの声が上がっている。

今回の探査プロジェクトには米海洋大気局(NOAA)、米海洋エネルギー管理局(BOEM)、米地質調査所(USGS)の研究者が参加。バージニア州からジョージア州にかけての沖合を対象に、海底の生態系を調べることが目的だった。

船舶を使った15日間の探査も終わりに近づいた23日、潜水艇で海底を調べたところ、上記のサンゴ礁の存在が確認された。研究者らが推計したサンゴ礁の長さは、少なくとも136キロに及んでいた。

探査を主導したエリック・コルド博士は、米ニュースサイトのハフィントン・ポストに対しサンゴ礁の巨大さを強調。「米東部沿岸に、これほど長い間隠れていたとは信じられない」と語った。「山並み」を思わせるサンゴの連なりは、自身が過去に見てきたどのサンゴ礁にもない特徴だという。

サンゴの専門家としてプロジェクトに参加するサンドラ・ブルック博士は、海岸からはるか遠くの深海でサンゴが活発に育っている事実に驚く。サンゴ礁は水面に近い、浅い海でより形成されやすい性質を持つ。共生する藻類に日光が届き、光合成で作られる養分をサンゴが吸収できるためだ。

コルド博士は、石油・ガス開発のための海洋掘削から当該のサンゴ礁を守らなくてはならないと指摘する。多くの魚や海洋生物が産卵場所に選ぶサンゴ礁を保護することは、地域の漁業の生産性を確保するうえでも重要だという。

発見されたサンゴ礁にはまだ多くの謎が残されている。プロジェクトに携わる研究者らは、「今後数カ月、あるいは数年にわたって」調査を継続することになるとの見方を示している。

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