観客がチームカーと接触か、地面にたたきつけられる様子がテレビに ツール・ド・フランス
(CNN) 国際自転車レース「ツール・ド・フランス」の第14ステージが19日、ピレネー中部の山岳コル・ド・ペイルスルドで行われ、沿道の観客がイネオス・グレナディアーズのチームカーに接触して転倒したとみられる映像がテレビで放映された。
ロイター通信によると、事故は峠の頂上から約200メートル下った車道中央で発生した。観客の容体は不明で、CNNはイネオス・グレナディアーズと大会主催者にコメントを求めている。
ツール・ド・フランスでは、観客がコース沿いに密集する独特の雰囲気がある一方で、落車などもしばしば起きる。2年前の第15ステージでは、写真を撮ろうとした観客が原因で複数の選手が転倒した。
2021年には、段ボールの看板を掲げて集団前に飛び出したファンの影響で数十人の選手が巻き込まれる衝突が起きた。
第14ステージは、イネオスのテイメン・アレンスマンが初の区間優勝を飾った。タデイ・ポガチャルが2位でゴールして総合首位の座を守った。
五輪金メダリストのレムコ・エベネプールは、最初の上りで苦戦し、このステージでレースを去った。