サッカー・チェコ代表ヤンクト選手、同性愛を公表

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ウェールズ代表との国際親善試合に出場するヤクブ・ヤンクト選手=2022年3月撮影/James Williamson/AMA/Getty Images

ウェールズ代表との国際親善試合に出場するヤクブ・ヤンクト選手=2022年3月撮影/James Williamson/AMA/Getty Images

(CNN) サッカーのチェコ代表MFヤクブ・ヤンクト選手(27)が13日、SNSに投稿した動画で、自身が同性愛者であることを告白した。

ヤンクト選手はこの中で「ほかのみんなと同じように、私には長所と短所があり、家族や友人がいる」「長年にわたり全力で、真剣さとプロ意識、情熱を持ってやってきた仕事がある。みんなと同じように恐怖や偏見、暴力のない人生、愛のある自由な人生を送りたい」と語り、「私は同性愛者。もう自分を隠したくない」と宣言した。

ヤンクト選手は現在、所属先のスペイン1部リーグ、ヘタフェCFから期限付きでチェコのACスパルタ・プラハに移籍している。

スパルタ・プラハは声明で、ヤンクト選手が少し前に、クラブの経営陣やコーチ、チームメートに性的指向を明かしていたことを明らかにし、同選手に「これ以上のコメントも質問もない。私たちは君を支持する。君の人生を生きればいい。大事なことはそれだけだ」と語り掛けた。

ヘタフェも同選手を支える意向を示し、「私たちから最大限の敬意と無条件の支持を」とつづった。

欧州サッカー連盟(UEFA)は「よくやった、ヤクブ。君こそ真のあこがれであり、欧州サッカーはその味方だ」と述べた。

国際プロサッカー選手会(FIFpro)も「君の人生を生きて。私たちの誇りだ」という言葉を贈った。

サッカーの1部リーグ現役選手が同性愛を公表するのは、オーストラリアのジョシュ・カバッロ選手に続き2人目。イングランド2部リーグ、ブラックプールFCのジェイク・ダニエルズ選手(18)も昨年5月にカミングアウトした。

ドイツ代表だったトーマス・ヒッツルスペルガー元選手は、引退後に同性愛を告白した。

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