欧州音楽祭でウクライナ代表が優勝 大統領も祝意

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トロフィーを掲げるラップグループ「カルシュ・オーケストラ」のメンバー=14日、イタリア・トリノ/Marco Bertorello/AFP/Getty Images

トロフィーを掲げるラップグループ「カルシュ・オーケストラ」のメンバー=14日、イタリア・トリノ/Marco Bertorello/AFP/Getty Images

ウクライナ・キーウ(CNN) 欧州最大級の国別対抗音楽祭「ユーロビジョン」の決勝が14日、イタリア北部トリノで開催され、ウクライナ代表のフォーク・ラップグループ「カルシュ・オーケストラ」が優勝した。

ユーロビジョンでウクライナが優勝したのは3度目。ゼレンスキー大統領は発表直後、インスタグラムに「私たちの勇気は世界を感動させる。私たちの音楽は欧州を制する」と書き込んだ。

ユーロビジョンの決勝は、前年の優勝国で開催される。ゼレンスキー氏はウクライナが来年の開催地となることに言及し、「それが最後ではないと確信している。いつの日か、ウクライナが統治する自由で平和な復興後のマリウポリで開催できるよう全力を尽くす」と述べた。

ロシアが2014年に編入を宣言したウクライナ南部クリミア自治共和国のタシェバ・ウクライナ大統領常駐代表は候補地のひとつとして、クリミア半島南端のリゾート地、ヤルタを提案した。

優勝を祝う「カルシュ・オーケストラ」/ Jens Büttner/Picture Alliance/Getty Images
優勝を祝う「カルシュ・オーケストラ」/ Jens Büttner/Picture Alliance/Getty Images

カルシュ・オーケストラのリーダー、オレグ・プシウクさんは決勝のステージを前に、CNNとのインタビューで「私たちの国や文化が脅威にさらされている。それでもウクライナの文化は生きていること、ユニークで多様で美しい文化であることを伝えたい」と話していた。

グループはウクライナ西部カルシュに住むプシウクさんの母親をテーマにした曲「ステファニア」をウクライナ語で歌い、会場から大きな声援を浴びた。

今年2月にロシアの軍事侵攻が始まってから、ウクライナが大きな文化イベントに参加したのは初めて。多くの観客が青と黄色のウクライナ国旗を振って歓迎した。

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