米フィギュア代表ネイサン・チェン、世界王者はイエール大で学ぶ22歳

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2度目の五輪となる北京大会に臨む米男子フィギュアスケートのネイサン・チェン選手/Matthew Stockman/Getty Images

2度目の五輪となる北京大会に臨む米男子フィギュアスケートのネイサン・チェン選手/Matthew Stockman/Getty Images

(CNN) 男子フィギュアスケートのネイサン・チェン選手(22)はわずか10歳の時、全米放送のテレビインタビューで2018年冬季五輪の米国代表チーム入りを果たすと予言していた。

そこから飽くなき勝利の追求が始まった。脇目も振らず競技に集中した結果、18年の平昌(ピョンチャン)五輪では代表チーム入りの予言を実現した。

しかし、自身2度目の五輪となる北京大会に向けて準備するうちに、チェン選手は栄光をつかむカギは逆説的ながらスケートリンクから離れることにあるかもしれない、と思うようになった。

18年大会では五輪出場の夢を果たしたものの、当時18歳のチェン選手は個人戦で5位に終わり、失意の中で韓国を後にする結果になった。団体戦で銅メダルを獲得したが、自身の貢献度には満足できなかった。

あれから4年。ますます力を付けたチェン選手は世界選手権3連覇、全米選手権6連覇の実績をひっさげ、優勝候補として北京入りした。

イエール大で統計学とデータサイエンスの2つの学位取得を目指している中だけに、チェン選手の好成績はいっそう印象的だ。しかし、こうした競技と学業の両立が、これまで手の届かなかった五輪金メダルにつながる可能性もある。

チェン選手は1月のインタビューでCNNに対し、「前はそれが当たり前だと思っていた。『自分は競争して勝つためにここにいるんだ。自分はそれだけに集中するんだ』という感じだった」と語った。

「いいパフォーマンスを見せられるかどうかは、リンク外で過ごす時間を見つけて回復できるかに左右される部分が大きい」「友人や家族と過ごしたり、趣味を見つけたり、スケートとは関係ないことをしたり。そんな風にただ心身を休めることが本当に役に立っている」

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