連続隔離の選手が涙の訴え、IOC介入でようやく施設を脱出 北京五輪

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スケルトンの世界選手権に出場したベルギー代表キム・マイレマンス選手=2021年2月11日、ドイツ・アルテンベルク/Odd Andersen/AFP/Getty Images

スケルトンの世界選手権に出場したベルギー代表キム・マイレマンス選手=2021年2月11日、ドイツ・アルテンベルク/Odd Andersen/AFP/Getty Images

(CNN) 北京冬季オリンピックの開幕を目前に控え、到着時の新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たため選手村に入れなかったベルギーの選手が、開幕を前に自らの窮状を涙ながらに訴えて、ようやく隔離施設から解放された。

窮状を訴えていたのはスケルトン女子ベルギー代表のキム・マイレマンス選手(25)。北京到着時の検査で陽性と判定され、隔離を強いられた。

マイレマンス選手は2日のインスタグラムへの投稿で、3日間隔離されて検査で2回続けて陰性となったため、隔離施設を出られると思ったと説明した。

ところが選手村に戻ることはできず、政府の別の施設に連れて行かれたという。

涙をこらえながら、もう選手村には入れないかもしれないと訴えたマイレマンス選手。「ものすごくつらいです。これからどうするか、私に考える時間をください。こんな孤立状態で、これからの14日とオリンピック競技に耐えられるかどうか分からないので」

この訴えから数時間後、マイレマンス選手は国際オリンピック委員会(IOC)の介入のおかげで、その日のうちに施設から解放された。

「今も隔離された棟にいますが、少なくとも選手村に戻りました」「ここなら安心して、少しはいい練習ができます」と同選手はインスタグラムに書き込んでいる。

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