北京冬季五輪、米政権が「外交的ボイコット」含む対応を検討中 

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オリンピック(五輪)の聖火前を歩く人=5日、中国・北京オリンピックタワー/Hou Yu/China News Service/Getty Images

オリンピック(五輪)の聖火前を歩く人=5日、中国・北京オリンピックタワー/Hou Yu/China News Service/Getty Images

(CNN) 来年2月に開催される北京冬季五輪をめぐり、バイデン米政権が政府当局者を派遣しない「外交的ボイコット」の可能性を含む対応を検討していることが分かった。事情に詳しい当局者数人が16日に明らかにした。ただ、最終結論には至っていないという。

米当局者によると、15日にオンラインで行われた米中首脳会談ではこの問題は提起されなかった。

米紙ワシントン・ポストは16日、バイデン氏は近く米当局者を北京五輪に派遣しないことを求める勧告を承認する見込みだと報じた。通常、米政府は五輪の開幕式と閉幕式に代表団を派遣する。

ペロシ下院議長を含む民主・共和両党の議員はこれまで、中国の人権侵害への抗議としてこうした外交的ボイコットを呼び掛けてきた。一部の共和党議員の間では、米国の選手も参加を見送るべきだとの声もある。

ホワイトハウスは16日、北京五輪に関してボイコットの計画があるかどうか言及を控えた。

ブリンケン米国務長官は先週、北京冬季五輪への対応については同盟国と「協議中」だと述べていた。

北京五輪は来年2月4日に開幕し、20日まで行われる。ブリンケン氏は米国などの国にとって判断の最終期限はいつになるかと問われたものの明言を避け、「様子を見よう」「大会は来年初めの2月に開催される。従ってその前だ」と述べた。

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