米俳優ディーン・ケイン、スーパーマンのカミングアウトは「大胆でも勇敢でもない」

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ディーン・ケインさんは1990年代のテレビシリーズ「新スーパーマン」でスーパーマン役を演じた
/Warner Bros.

ディーン・ケインさんは1990年代のテレビシリーズ「新スーパーマン」でスーパーマン役を演じた /Warner Bros.

(CNN) 米俳優ディーン・ケインさんはこのほど、DCコミック版「スーパーマン」の最新巻で主人公がバイセクシュアル(両性愛者)であることを告白するとの発表に触れ、「大胆でも勇敢でもない」との見方を示した。

ケインさんは1990年代のテレビシリーズ「新スーパーマン」でスーパーマン役を演じた経歴を持つ。

DCコミックの次回最新巻では、クラーク・ケントとロイス・レインの息子、ジョン・ケントが別の男性と交際する様子が描かれる。ケインさんは12日、テレビ番組「FOX&フレンズ」でこれに触れ、「大胆な新機軸だと言われているが、私に言わせれば時流への迎合だ」と言及した。

そのうえで「大胆もしくは勇敢、あるいは何か画期的な新機軸」だとは思わないと言い添えた。

「もし20年前にこれをやっていたら、それは恐らく大胆もしくは勇敢だったのだろう」とケインさん。「だが勇敢というのは、スーパーマンをイランで同性愛者の権利のために戦わせることだ。イランであれば同性愛の罪を理由にビルから投げ落とされる」と指摘した。

今週の発表によると、DCコミックのシリーズ「スーパーマン:サン・オブ・カルエル」の第5巻では、ジョン・ケントが男性記者のジェイ・ナカムラと恋に落ちる。

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