「ノー・タイム・トゥ・ダイ」、公開初週の北米興収は63億円

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スパイ映画「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」が先週北米で公開された/Nicola Dove/EON Productions/Metro-Goldwyn-Mayer Studios

スパイ映画「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」が先週北米で公開された/Nicola Dove/EON Productions/Metro-Goldwyn-Mayer Studios

ニューヨーク(CNN Business) 人気スパイ映画「ジェームズ・ボンド」シリーズの最新作「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」が先週北米市場で公開され、初の週末の興行収入は推計5600万ドル(約63億円)だったことがわかった。映画スタジオのMGMが明らかにした。

売り上げはMGMが予想していた5500万~6000万ドルという金額に沿ったものとなった。しかし、米映画界でも最も売り上げの多いブランドのひとつであるボンドシリーズとしてはやや低調な数字となった。

ダニエル・クレイグが主演するシリーズとしては今回の作品が最後となり、ノー・タイム・トゥ・ダイは今年最も公開が待たれていた作品のひとつだった。興収は堅調だったが、ボンド作品としてはやや軟調だった。

世界市場でみれば、同作品はすでに3億1300万ドルを売り上げている。

全体とすれば好調だが、大きな注目と良いレビューから、期待を上回る可能性があると感じていた専門家もいた。

初週の興収が今回の数字にとどまったのには、いくつかの要因がありそうだ。

まずは新型コロナウイルスの流行は依然として続いており、週ごとの売り上げの見通しが立ちにくい。上映時間が2時間43分と長く、このため4407館での公開となったが、上映できるスクリーン数が抑えられた可能性がある。ボンド作品のファンはマーベル作品のファンよりも年齢層が高く、作品を視聴するのが翌週以降になる可能性もある。

調査会社コムスコアによれば、クレイグ主演のボンド作品としては2番目に低調な公開初週となった。今回よりも興収が低かったのは、クレイグが初めてボンドを演じた2006年公開の「カジノ・ロワイヤル」だけだった。

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