タリバン制圧で民間報道機関の女性激減、100人以下か

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(CNN) 国際NGO「国境なき記者団」(RSF)は2日までに、イスラム主義勢力タリバンが権力を奪取したアフガニスタンの民間ラジオ局やテレビ局で今なお正式に働き続ける女性は100人以下に減少したと報告した。

昨年は推定700人とした。最近発表の報告書によると、大手の報道機関8社に在籍していた女性510人のうち、勤務を継続するのは76人のみでうち39人が記者職。

RSFは首都カブールから女性記者が消えつつあるとも形容した。ただ、同NGOの責任者は昨年いた女性記者の正確な人数は不明とし今年とは比較出来ないと釘を刺した。

関連データの収集についてはアフガン人女性記者らを支援する団体CPAWJと協力し、カブールにあるニュース編集室に関するデータベース構築のため複数回の集計作業をここ数年で実施。

同責任者はCNNの取材に、今年はカブールで8月半ばから全てのメディア機関のリスト作成を始め、同時に職員数も付け加えた。アリアナニュースに残るのが8人で、ゼロの職場もあったことなどを突きとめたという。

さらに、各州で活動する女性記者の大半は職務停止を強いられたと説明。タリバンの進攻が強まるなかで各州にある民間資本のほぼ全報道機関が業務を停止したとも述べた。一部の女性記者は在宅で仕事を進めたという。

RSFとCPAWJが昨年、カブール、ヘラートにバルフ3州で実施した調査によると、報道機関に勤務していた女性は1700人以上だった。

国営ラジオ・テレビ・アフガニスタン(RTA)の女性記者は先月、政権交代を理由に職場に行くことが許されず職務停止を警告されたことを映像メッセージで公表。一方、男性の同僚は仕事の継続が認められたとも訴えていた。

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