英国GP優勝のハミルトンに人種差別の暴言、フェイスブックなど削除

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英国GPを制し、表彰台でトロフィーを抱きしめるルイス・ハミルトン/Bryn Lennon/Formula 1/Getty Images

英国GPを制し、表彰台でトロフィーを抱きしめるルイス・ハミルトン/Bryn Lennon/Formula 1/Getty Images

(CNN) 英国で8度目のF1グランプリ優勝を果たしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が、ネット上で人種差別的暴言の的になっている。

ハミルトンは18日のレースでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と接触し、10秒のペナルティーを与えられながら勝利を手にした。フェルスタッペンは病院に搬送されたが、大きなけがはなかった。

インタグラムを傘下にもつフェイスブックは、ハミルトンに関するコメント多数を削除したと説明し、このような暴言は「容認できない」と強調した。ハミルトンは以前から多様性の尊重を訴え、人種差別に抗議する「ブラック・ライブズ・マター」運動を強く支持していた。

フェイスブックは、規定違反を繰り返したアカウントやコメントを削除するとともに、暴言や中傷の投稿をふるいにかけて表示されないようにする対策を講じていると説明する。

ツイッターも、同プラットフォーム上に人種差別的行為の場はないと強調、ハミルトンに対する暴言を強く非難した。

ハミルトンが所属するメルセデスとF1、国際自動車連盟(FIA)も、人種差別的暴言を非難する共同声明を発表した。

メルセデスのトト・ウォルフ・チーム代表はBBCラジオ4の取材に対し、ドライバーに対する暴言は「容認できない」として対応を表明。レッドブルも声明を発表し、ハミルトンがSNSで受けた暴言に「嫌悪と悲しみ」を覚えると述べ、「どんな言い訳も許されない。我々のスポーツにそのような場はない」と強調した。

この1週間前には、サッカー欧州選手権の決勝で敗れたイングランド代表の選手3人が人種差別的暴言を浴びせられていた。

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